2024年12月より金曜日の診療時間が変わります

小学生の矯正治療・咬み合わせ治療

投稿日:2016年12月14日

カテゴリ:04.矯正(小児・小学生)の症例 09.咬み合せの症例

小学生の矯正治療・咬み合わせ治療①(小学2年生)

歯並びを気にされて来院された小学2年生のお子さんです。
写真は今年7月のものです。

2016-07-06-1-1

2016-07-06-1-2-2

噛み合わせの高さは非常に低く、下あごは右(向かって左)に大きくずれています。

2016-07-06-1-2

あまりに深く咬み込みすぎていることと、位置異常のために、矢印部の歯は見えません。

このまま成長すると顔が大きく右に曲がってしまうことが予想されます。また、右の顎の関節が変形してしまうことも考えられます。

火事はボヤで消火した法が被害が少ないように、骨格に異常が出ていないうちに歯並び・咬み合わせを改善した法が良いと判断し、治療することにしました。

レントゲン及びキャディアックスからアゴにとって良い位置を探し出し、被せ物でその位置にアゴが来るようにしました。

2016-07-06-1-3

2016-07-06-1-4

装着したところです。

2016-07-06-1-5

2016-07-06-1-6

まずは咬み合わせの高さを確保しました。

ワイヤーをつけ、歯を移動させていきます。
12月の写真です。

2016-12-10-1-1

2016-12-10-1-2

だいぶ隠れていた前歯が出てきました。

高さも確保できました。
左右的なズレ、及び上・下の歯並びを整え、すべての歯が生えそろった時には自然な歯並びになるよう、育てていきます。

年齢 8歳〜12歳
金額 330,000円+5,500円×36ヶ月=528,000円(税込)
リスク

永久歯に全て生え変わった中学生以上になってからでも、矯正治療は可能です。

しかし、あごの発育量が頭打ちになってしまうので、何本か歯を抜いてスペースを作らなければならなかったり、すでに顎の関節が悪くなってしまい、顎関節症の治療を考えながら歯並びを考えなければならなかったり、困難になりがちです。

小学生のうちから、歯並びを育てていけば、仮に完璧な歯並びにならなかったとしても、その後に再矯正治療をするときに歯を抜かずに済む可能性が高まります
顎関節症の予防にもなります。

リスクが少なくメリットが大きい治療と考えられます。

装置が口の中に付けっぱなしになるので、まめに歯磨きをしないと虫歯になりやすいというリスクがあります。

小学生の矯正治療・咬み合わせ治療②(出っ歯 小学3年生女子)

小学校3年生の女の子です。

出っ歯を治したいということで来院されました。お母様は出っ歯だったのですが、大人になってから矯正を受けたそうです。

矯正治療と聞くと 悪い歯並びを治していく と一般の方はイメージすると思いますが、 きれいな歯並びになるよう育て上げていく という方法もあるのです。

私は 悪いものを治すより、悪くならないよう育てていくという予防的な考え の方が好きです。


歯の並ぶスペースが少ないため、歯が前に押し出されたり、ガチャガチャになったりします。

もしこれを、ただ並べようとすると、上下とも反っ歯になってしまい、河童のくちばしのようになってしまいます。

そこで先に噛み合わせの高さを高くして、その後並べていきます。


乳歯に銀歯を被せて噛み合わせの高さを高くして、その後ワイヤーで並べていきます。

約3年後です。


銀歯のかぶさった乳歯が抜け、永久歯に生え変わっています。写真では1本残っています。

永久歯に全て生え変わった中学生以上になってからでも、矯正治療は可能です。

しかし、あごの発育量が頭打ちになってしまうので、何本か歯を抜いてスペースを作らなければならなかったり、すでに顎の関節が悪くなってしまい、顎関節症の治療を考えながら歯並びを考えなければならなかったり、困難になりがちです。

小学生のうちから、歯並びを育てていけば、仮に完璧な歯並びにならなかったとしても、その後に再矯正治療をするときに歯を抜かずに済む可能性が高まります
顎関節症の予防にもなります。

何より、治療費が安くなります。

治療費は  330,000円+5,500円/月(税込) です。治療期間は2〜3年です。

年齢 9歳〜12歳
治療費 330,000円+5,500円×30ヶ月(税込)=495,000円(税込)
リスク

永久歯に全て生え変わった中学生以上になってからでも、矯正治療は可能です。

しかし、あごの発育量が頭打ちになってしまうので、何本か歯を抜いてスペースを作らなければならなかったり、すでに顎の関節が悪くなってしまい、顎関節症の治療を考えながら歯並びを考えなければならなかったり、困難になりがちです。

小学生のうちから、歯並びを育てていけば、仮に完璧な歯並びにならなかったとしても、その後に再矯正治療をするときに歯を抜かずに済む可能性が高まります
顎関節症の予防にもなります。

リスクが低く、メリットが高い治療と考えられます。

虫歯になりやすいので、歯磨きを一生県していただくというリスクがあります。

小学生の矯正治療・咬み合わせ治療③(受け口 小学3年生男子)

小学3年生の男子です。受け口が気になるということで来院されました。

受け口は遺伝的要素も強く、有名なものに ハプスブルク家の受け口 というものがあります。

そのため、予防的に治療を始めた方が良いと判断しました。


噛み合わせを高くした上で、歯並びを整えていきます。


下顎が大きいため、多少の隙間が上あごの歯並びににあります。

大人になってからも矯正治療はできます。
しかし、顎の関節はその頃にはかなり悪くなってしまい、歯並びは治っても顎の機能は改善しないこともあります。
また、顎の大きさも出来上がっているので、何本か歯を抜いて並べなければなりません。小学生から治療すれば、歯を抜かずに矯正できる可能性が高まります。

私としては 悪いものを治す治療 ではなく、 より良い状態に育てていく予防的な治療 の方が健康に良いと考えます。

年齢 9歳〜12歳
金額 330,000円+5,500円×30ヶ月(税込)=495,000円(税込)
リスク 大人になってからも矯正治療はできます。
しかし、顎の関節はその頃にはかなり悪くなってしまい、歯並びは治っても顎の機能は改善しないこともあります。
また、顎の大きさも出来上がっているので、何本か歯を抜いて並べなければなりません。小学生から治療すれば、歯を抜かずに矯正できる可能性が高まります。
リスクが低くメリットが高い治療と思われます。
小学生で口の中に装置が入るので、一生懸命歯磨きしないと虫歯になりやすいです。